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海外に引っ越したばかりだから、生活費を日本口座から現地口座に移したい!
国民年金支払いのために、日本口座にお金を送りたい
海外に移住すると海外送金を利用する機会が格段に増えます。でも、日本に住んでいると普段海外送金なんて使いませんから、どのツールが一番いいのかわかりませんよね。
今回は、そんなあなたに手数料が安くて世界中で使われている海外送金アプリを二つご紹介します!
【筆者おすすめの海外送金サービス2選】
①Revolut(レボリュート)
②Wise(ワイズ)
Revolut
Revolutってどんな会社?
Revolutは、2015年にロンドンで設立された送金サービスのアプリ会社です。瞬く間に世界中で人気となり、現在およそ3000万人が登録しています。
Revolutでできること
①日本を含む200以上の国や地域に、送金料なしで海外送金ができます。
送金は、一日以内に完了します。送金先にもよりますが、即時送金が完了する場合も多いです。
*ただし、中継銀行による手数料が発生する場合があります(後ほど解説)。
*為替市場営業時間外(ニューヨーク時間金曜日17:00〜日曜日18:00)に取引をすると、1%の為替手数料がかかりますのでご注意ください。
②無料のRevolutデビットカードを発行することで、150種類以上の通貨で買い物ができます。
カードでATMから現地通貨を引き出すこともできます。
無料のスタンダードプランの場合、月25,000円相当までは、ATM引き出し手数料が無料です。海外旅行や留学、出張の際に、より安い両替手数料でお買い物したい方は必見です。
Wise
Wiseってどんな会社?
Wiseは、2011年にロンドンで設立された送金サービスを提供する企業です。現在世界中におよそ1600万人の利用者がいます。
Wiseでできること
①日本を含む160以上の国や地域に、海外送金ができます。送金手数料は通貨によって異なりますが、総じて安価な設定です。
送金は、一日以内に完了します。送金先にもよりますが、即時送金が完了する場合も多いです。
②1200円でWiseデビットカードを発行すると、40種類以上の通貨で買い物ができます。
カードでATMから現地通貨を引き出すこともできます。
月3万円相当まで無料でATMから引き出すことができます。
どちらもロンドン発祥の大手海外送金サービス会社で、サービス内容にも大きな違いはありません。ただし、送金の仕組みは両者で異なるようです。
RevolutとWiseの国際送金の仕組み
Revolutの国際送金の仕組み
Revolut を含む通常の海外送金は、大抵仲介役の中継ぎ銀行を挟んで送金が行われます。
中継ぎ銀行が間に入ることで仲介手数料がかさみ、合計コストが高くなりがちです。そのため、Revolut 自体の送金手数料は無料ですが、国によっては中継ぎ手数料が発生するため、注意が必要となっています。
中継ぎ手数料が発生する場合は、送金完了後まで手数料がいくらなのか確認できないところがRevolut のネックポイントだと言えるでしょう。大抵15〜20ドルだとされていますが、必ずしもこの範囲だとは限りません。
これについて、Revolutは「Pay All Fees」というプランを提供しています。
「Pay All Fees」とは、不確かな中継ぎ手数料の代わりに、定額手数料をあらかじめ支払う方法です。これを利用すれば、前もって合計コストを確認することができます。定額手数料は国によって異なりますので、こちらからご確認ください。
Wiseの国際送金の仕組み
一方、Wiseは独自の海外送金システムを確立していることで有名です。
Wiseは世界中にその支社を展開しており、それが生かされた国内送金のみのシステムを構築しています。例えば日本からアメリカに送金する時、送金人が日本のWise口座にお金を振り込むと、その金額分がアメリカのWise口座から受取人の口座へと振り込まれます。つまり、Wiseの海外送金システムは、実際には海外送金を行っていないのです。
このシステムによって、Wiseは独自の送金手数料を設定することに成功しています。無駄なコストが削減されたWiseの送金手数料は総じて安く、また最終的にかかるコストもわかりやすいです。
大手銀行/Revolut/Wiseの為替手数料の比較
RevolutとWiseのそれぞれの特徴がわかったところで、これらの海外送金は実際どのくらいお得なのかを確かめていきましょう。
今回は、①三菱UFJ銀行のネットバンキング ②楽天銀行 ③Revolut ④Wiseの4社をいくつかのシミュレーションで比較してみます。
※2024年6月21日現在の為替レートです。
※Wiseは銀行振込の場合の手数料です。
シミュレーション① 10,000JPY🇯🇵→USD🇺🇸
送金手数料 | 為替レート | 着金額 | |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 2,500JPY | 160.367 | 46.76USD |
楽天銀行 | 1,750JPY | 160.392 | 51.44USD |
Revolut | 0 JPY | 159.872 | 62.55USD |
Wise | 323JPY | 159.475 | 60.68USD |
シミュレーション② 100,000JPY🇯🇵→EUR🇪🇺
送金手数料 | 為替レート | 着金額 | |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 2,500JPY | 172.016 | 566.80EUR |
楽天銀行 | 1,750JPY | 171.891 | 571.58EUR |
Revolut | 0 JPY | 170.893 | 585.16EUR |
Wise | 750JPY | 170.418 | 582.39EUR |
シミュレーション③ 500GBP🇬🇧→JPY🇯🇵
送金手数料 | 為替レート | 着金額 | |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 不可 | 不可 | 不可 |
楽天銀行 | 不可 | 不可 | 不可 |
Revolut | 0 GBP | 0.004977 | 100,462JPY |
Wise | 3.55GBP | 0.004965 | 99,986JPY |
シミュレーション④100AUD🇦🇺→JPY🇯🇵
送金手数料 | 為替レート | 着金額 | |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 不可 | 不可 | 不可 |
楽天銀行 | 不可 | 不可 | 不可 |
Revolut | 0 AUD | 0.009467 | 10,563AUD |
Wise | 3.37AUD | 0.009443 | 10,232JPY |
こうして見ると、RevolutとWiseが銀行よりお得なことは一目瞭然です。為替レートも然りですが、やはり送金手数料の差が大きいと言えるでしょう。
また、RevolutとWiseを比較すると、わずかながらRevolutの方がお得なことが多いようです。ただし、先ほども述べたように、Revolutは取り扱い通貨によっては数十ドルもの中継ぎ手数料が発生する場合があります。
中継ぎ手数料が発生する場合は事前にアプリ内で通知が来ますから、よく確認する必要があるでしょう。
◎結論
中継ぎ手数料がない場合はRevolutの方が安く、中継ぎ手数料が発生する場合はWiseの方が安いことが多いです。
どちらも登録料無料ですから、適宜比較しながらお得な方を利用してはいかがでしょうか。
登録は下記リンクからどうぞ↓
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