日本語教師の給料・やりがい・大変さについて

日本語教師に興味をもったそこのあなた!日本語教師に関する情報が少なくて困っていませんか?

今回は、出来るだけ日本語教師という職業の具体的なイメージができるよう、日本語教師の給料・やりがい・大変さ・スケジュールについてお伝えしようと思います。少しでも皆さんが将来を決める際のお力になれれば幸いです。

国別月収・年収一覧

新たな仕事を決める際に重要なのは、やはりお給料ですよね。日本語教師の懐事情はどうなのでしょうか。今回は、日本語教師の求人情報をもとに、大まかな国別月収一覧を作りました。時期や学校によって値段の差異がありますので、一つの参考資料としてご覧いただければと思います。取りあげる国は、日本語教師の求人が多い東南アジア中心となっております。では、見ていきましょう!

日本🇯🇵

月収(未経験者)15〜22万円
月収(2〜3年経験者)25〜30万円
1ヶ月生活費13〜17万円
年収200〜360万円

シンガポール🇸🇬

月収3200〜5500シンガポールドル(35〜60万)
1ヶ月生活費3000〜3500シンガポールドル(3338万)
年収420〜720万円

※ビザの関係で、応募は30歳くらいまでと言う制限があるところが多いです。
※週休1日の学校が多いです。

韓国🇰🇷

月収200〜210万ウォン(22〜23万円)
1ヶ月生活費100〜150万ウォン(11〜17万円)
年収260〜270万円

台湾🇹🇼

月収2万7000〜4万元(13〜19万円)
1ヶ月生活費2万4000〜3万元(11〜14万円)
年収156〜230万円

中国🇨🇳

月収6000〜1万2000元(12〜25万円)
1ヶ月生活費4000〜7000元(8〜14万円)
年収144〜300万円

ベトナム🇻🇳

月収1600〜4000万ドン(10〜24万円)
1ヶ月生活費1200〜2500万ドン(7〜15万円)
年収120〜290万円

タイ🇹🇭

月収3万3000〜5万バーツ(14〜20万円)
1ヶ月生活費   3万〜4万バーツ(12〜16万円)
年収170〜240万円

インドネシア🇮🇩

月収1千万〜2千万ルピー(9〜19万円)
1ヶ月生活費600〜900万ルピー(6〜9万円)
年収110〜230万円

※インドネシアの求人は少なめのようです。

マレーシア🇲🇾

月収3000〜6000リンギッド(9〜19万円)
1ヶ月生活費3000〜5000リンギッド(9〜16万円)
年収110〜230万円

いかがでしょうか。各国でかなり違いがありますが、現地の物価と合わせてみてみると、月々5万円前後貯金できる程度のお給料が多いようです。また、海外勤務の場合は、給与額を日本円で見ると安く感じても現地で生活するには問題ない場合が多いでしょう。ただし、現地で暮らすにはお金が足りても、日本円で貯金をしたい場合や日本に定期的に帰りたい場合は、日本との物価差がネックになります。自分がどのくらいそこに勤めるのか、どのくらいの頻度で日本に帰りたいのかをよく考えて選んだ方がいいでしょう。

やりがい

続いて、筆者が考える日本語教師のやりがいについてです。

日本語教師は、自分が頑張った分だけ得るものが多く、達成感がある職業です。日本語に対する知識量もそうですが、教え方の質、学生からの反応、学生の日本語上達など、目に見えて返ってくるものが多く、大きなモチベーションになります!

また、クラスにオリジナリティが出せるのも日本語教師の楽しいところです。教え方、使用教材、グループワークなど、自分で色々工夫しながら授業ができるので、何かを自分で考えて行うことが好きな人にはぴったりだと思います。

そして何より、学生と話すのが楽しいです!!少ないボキャブラリーの中でも一生懸命話している学生の姿を見たり、どんどん日本語が上達していく学生を目の当たりにすると、日本語教師として本当に嬉しい気持ちになります。また、学生の年齢・国籍も様々なので、文化の違いや考え方、学校や職業のことなど、色々なことを知ることができるのも日本語教師の特権でしょう。

また、これは学校によりけりかもしれませんが、筆者が務める学校では一年にまとまった休み(2週間弱)が2回ほど取れるので、気軽に近隣の東南アジア諸国や、時には遠方のヨーロッパにも旅行することができます。これは筆者の学校だけでなく、海外勤務の場合は帰国休みという形で長期休暇が取れる職場が多いのではないかと思います。ですから、定期的に海外旅行の楽しみがあるので仕事にも精が出ます!もちろん、休暇中に日本に帰国して故郷でゆっくりすることもできますよ。

大変さ

一方、日本語教師の大変さは、教師という職業柄急な休みがとりにくいという点です。毎日自分の担当クラスがあるため、体調不良で急に休むとクラスの進度に影響が出たり、代行の先生にお願いしなければならなくなり、あまり簡単には休めません。(もちろん学校によりますが)

また、特に一年目は授業準備に追われ、忙しい日々が続くかもしれません。毎日授業がある上、プリントの印刷、勉強会、教案準備、丸つけなど、かなりやることが多いです。ただ、一通り教案を作り終えれば、時間にも心にもかなりゆとりができます。

日本語教師の1日

最後に、日本語教師の1日のスケジュールについてご紹介します。参考までにご覧ください。

<平日>

8時半起床
14時まで自由時間(ジム、友人とカフェ、家でゲームなど)

14時半出勤 プリント印刷、丸つけ、教案作成
15時半〜16時半 勉強会
16時半〜17時半 授業準備
17時半〜18時15分 休憩(近くのフードコート)

18時50分〜21時50分 授業(一コマ2.5時間/3時間)

22時15分 退勤
22時45分 帰宅

<土日>
7時半起床
9時出勤 授業準備
9時20分〜9時50分 前回欠席者の補講
*補講はその日により有無が変わります
9時50分〜12時50分 授業

13時〜13時20分 休憩(事務所でお弁当)

13時30分〜14時 前回欠席者の補講
14時〜17時 授業

17時半 退勤

18時 友人と晩御飯、飲みなど

21時 帰宅

以上が日本語教師の1日のスケジュール例です。ご覧のとおり、平日は出勤までかなり余裕があり、自分の時間を楽しむことができます。ただ、一年目は教案や丸つけが追いつかず、勤務時間外で平均2、3時間作業をしていました。また、平日に比べ土日は授業が多く、かなりタイトなスケジュールです。休みは1週間に1日(平日)です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。できるだけ日本語教師という職業がイメージしやすいように、良い点も大変な点も書き綴りましたが、私にとって日本語教師は、胸を張って楽しい!と言える職業に変わりはありません。もし日本語教師についてもっと知りたい、聞きたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問合せください。

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